黒錆オリジナルソング07

「全知全能の子」

作詞・作曲 よしたけ

1.
光を目指し生まれ、夜に朽ちるまで
割り当てられた籠の中で 何の夢を見る。
気づいてよぎる疑問の答えは
放任主義という理屈
求め延ばした手のその先は
理由も意味も全て 丸投げの思い込み

星に願いをかけたって 通り過ぎるだけ
所詮不純な願掛けは 当然シカト決められ
お参り作法、2礼2拍・・・ ん~付け焼刃です
身勝手と言わないで
わがままな僕たちにも 愛の手を!

2.
成長するためだとか 気づくためだとか
生きていくその定めの中で 何を課せられる
気まぐれにちりばめられた希望
信じるように仕向けてるの?
宿命に縛り付けて尚も
運命に振り回す様を 高みでの見物か

短冊に書いた願いは 燃やされ灰になる。
おみくじ引いた大吉も
気づけばスルーされてる
年一、参拝、初詣 ん~その場しのぎ、
寛大な御心で
僕たちに振り向いてくださいな!

(間奏)

毎日奇跡は起きているし
ささやかな幸せもある。
だけどあの子の涙は枯れず
奇跡を求め望み  途方に暮れすぎてる
何故  何故 何故!

宇宙から来るメッセージ
さっぱり聞こえない。
ご利益うたうお守りも
コミットされていないし。
祭りも今やただの娯楽
ん~それはそれで。
本当に いるならば
圧倒的存在を見せつけて!

信じるものは救われる?
信じなくっちゃ始まらない!
何を信じて生きるのか
何を信じるべきなのか
素直に信じて騙され
それでも信じろというか
自分だけを信じてれば
傷つかなくて楽なのか

そこいる、どこにいる
地の底か、海深く、
ざわめく森の奥の奥
風を突き抜け宇宙(そら)の果て
太陽が、だとしたら
この星は聖母(はは)なのか
そこに生まれた僕たちは
紛れもなくあなたの子か

それならば、今すぐに
手を伸ばし 掴んでよ。
傍観者気取るの止めて
根性論って時代錯誤

願わずとも 求めずとも
信じずとも 望まずとも

偏った光が この世に影を創り
行き場を見失いそこで、迷い間違う。
様々な光 等しく僕らを照らせば、
それこそが全知全能 なせる業
そう、まさに。それがまさに。